Tuesday, July 10, 2007

御無沙汰しております。

昨日、メーソット市内にあるカナダ人経営のレストランで夕食をとった際にテレビでBBC国際版の番組、『最前線の看護師 - Nurses on the Frontline』というシリーズが放送されていました。報道されていたのはビルマ、カレン州の悲劇。カレン州はメーソットのすぐ隣り、国境沿いに流れる川をまたぐ『友情の橋 - Friendship Bridge』を渡った地点から東西南北に広がる山岳地帯の州です。カレン州の山々には主にお米や山菜の栽培で静かに暮らすカレン民族の人々が生活していましたが、ミャンマー軍による民族虐待と惨殺により今ではほとんどのカレン族の人々がジャングルの奥地に逃げ込み、隠れて生活しています。ミャンマー軍は反軍事派のレジスタンスを狙撃するために民主化を望むカレン族の村を襲い、火を放ち、家畜を奪い、ジャングルの各地に地雷を埋めて無差別に攻撃しています。そんな中、反軍事派の『ビルマ解放隊 - Free Burma Rangers(FBR)』という自衛隊が山奥に入りカレン族の人々の護衛と医療を行なっていて、そのじょうきょうが報道されていました。メータオクリニックにも『山岳医療隊 - Back Pack Health Worker Team』があり、FBRと同じように僻地に入りカレン族の治療を行なっています。無菌室も何もない山の中でこういった医療隊は地雷によって重傷の怪我をおった足の切断や、弾丸摘出手術、そしてお産の手助けなどを行なっています。そんな過酷な様子がこの番組で映されていて、こういったことがすぐ私の傍で起こっているなど本当に信じられませんでした。

今年に入ってから内戦は悪化した傾向にあります。クリニックでも幼児の死亡率が上昇、ほとんどが重度の栄養失調の為です。メーソットに難民としてくる子供達の数も今年に入ってから急激に増えて、学校も寮もとても厳しい状態にあります。今日も難民学校を支援しているアメリカの団体がオフィスに来て先日提出し
た報告書について話し合い、資金を増やす為に追加で提案書を作ってくれと言われました。

昨日仕事の合間にドクター・シンシアとお話しした際に『このクリニックを始めた時、ここまで規模が大きくなると思ったか』と聞いたら、『実は3ヶ月ほどでビルマに帰るつもりだった』と笑いながらおっしゃいました。それだけビルマのじょうきょうは劇的に悪化していったのでしょう。今現在もこういったナチスやkkkを思い出させる様な悲劇が起こっているなど信じられません。ビルマにはいつ平和が訪れるのでしょうか・・・。

*****************************************************************************

週末には友達数人とウンパンに行ってきました。ウンパンはアウトドア好きの旅行者のパラダイスで、登山者や川下りで有名です。私達もアウトドアのガイドを雇い、とても素晴らしい自然のジャングルの中を三日間にわたり満喫してきました。初日はトラックでメーソットからウンパンまで盛大な景色の中、くねくねし
た山道を四時間かけて移動し、かわいらしいロッジに一泊。そして次の日は3時間ほどラフトで川を下り、温泉に入って、そこから4時間のトレッキング。ほとんどが昇り坂だったのでかなりしんどかったです。夜はキャンプ場でキャンプをして、終日はタイで一番有名な滝まで行き、またトレッキングとラフティングを続けて帰路につきました。写真はこの書き込みの前日の英語の書き込み↓につけたので見てね。

No comments: